
江戸時代に流行した茶色の色名に「団十郎茶」というのがあります。歌舞伎役者 市川団十郎に由来するもので、市川団十郎の二代目が演目”暫(しばらく)”で身に付けた素襖(衣装)に由来します。

さて、先日、成田山新勝寺で2017年節分会で、豆まきが行われる光景がニュースになっていました。市川海老蔵氏の裃の色こそ、伝統的な団十郎茶でした。
団十郎だけではなく、市川家の伝統的な色になっているのです。
茶系統の色は色の範囲も広く、色名も数多いのですが、団十郎茶は、一言でいうと「赤っぽい茶色」になります。