
可視光とは、人間によっても見える光であって、蝶や昆虫の中には、紫外線が見えるものや、蛇の中には赤外線が見えるものもいるらしい。

ミツバチに蜜の在処を知らせる紫外線
私たちには、本当の花の姿を見てはいない。これは、私たちが見ている黄色の花びら。紫外線を感知するカメラで撮ってみると

花の中央部分が違った色になっている。濃い部分からは、紫外線が反射されている。ここに蜜がある。
ミツバチはこの色を目指して飛んでくれば、効率よく、蜜に在り付ける。ミツバチにはこの紫外線が反射した部分が見えるのだ。
花にしてみれば、これで蜂が花粉を飛ばしてくれて、新しい花が咲く。
花の色は私たちの目を楽しませるものではなかった!
花は、昆虫に蜜をギフトして、その見返りに花粉を運んでもらう。そのために花びらの色を進化させた。
昆虫は、蜜の在処を得るために、視覚を進化させた。
というわけで、人間には、蝶やミツバチほど紫外線は重要ではないから、見えないわけです。