野獣派の好んだ色彩

アンリ・マティス「緑の筋のあるマティス夫人の肖像」1905年
アンリ・マティス「緑の筋のあるマティス夫人の肖像」1905年
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動物と色名(アイボリーやベージュ)

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記憶色とは

写真やモニターの色を見たときに「色が違ってる!」と感じたことはありませんか。自分の「記憶の中にある色」と異なっていると判断した時、色が違っていると思うのです。

一般に、物の色は、白色光の下で見た色を記憶しています。記憶に基づいた色なので「記憶色(きおくしょく)」と呼んでいます。

 

 

Q.1

さて、記憶色を以下の中から選びましょう。

 

a.土の色

b,空色

c.肌の色

 

 

A,1

a.土の色 b.空色 c.肌の色のいずれも記憶色。

頭の中で、記憶している色ならばすべて、記憶色です。

人の顔色や果物の色、植物の色、土の色、空の色など、記憶色はたくさんあります。

 

 

Q2.

記憶色と実際の色の違いは、

a.同じである。

b.実際より高彩度になりやすい。

c,実際より低彩度になりやすい。

 

 

A.2

b..実際より高彩度になりやすい。

 

記憶色は、私たちの記憶の中で「変化する」ため、実際の色とは違っていることが多いものです。一般に実際の色よりも色みが強く(彩度が高く)記憶されています。

ただし、肌の色は例外で、実際よりも明るく、彩度は低く記憶されているのです。つまり、実際よりも色白に記録されているというわけです。

 

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ヨハネス・イッテン①絵画と色彩

 

「ヨハネス・イッテン」という名前を知っていますか?

生涯を通じて色彩の研究に尽くした人物です。

彼の「色彩と芸術」に総括されている色彩理論は、世界中に広がりました。

今回は、その一部を抜粋します。

 

 

色彩と芸術(序)

私は、色彩美術の問題に興味をもつすべてのひとびとに、参考になるような乗りものを作ろうと考えている。(略)単に客観的な色の原理や法則を解説するだけではく、色彩についての批判鑑賞というような主観的な分野についても研究し、探求をすすめようと思う。(略)

 

 

□ジョットは、形と色彩で人物の特徴を明確に描いた最初の画家たちであった。

 

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ブラウン物語『あなたはコーヒー派?ココア派?』

コーヒーブラウンとココアブラウンの違いは?

さて、コーヒーブラウンと、ココアブラウン、どちらが好きですか。

そもそも、どう違うのでしょうか?

ブラウン(茶色)をこの2つのタイプのブラウンに大別することもできます。

 

さて、問題です。

 

[問題A] 正しい文に◯、誤りの文に×を付けましょう。

1.ブラウンは暖色である。

2.ブラウンは寒色である。

3.ブラウンは中性色である。

 

 

 

[答えA]

1.ブラウンは暖色である(◯)

2.ブラウンは寒色である(×)

3.ブラウンは中性色である(×)

 

 

[解説A]

ブラウンは暖色系である。ブラウンの底にある色は「橙色」です。

橙色を中心に、赤から黄にかけての暖色系が暗くなった色を、私たちは「ブラウン」とか「茶色」と呼びます。

 

 

 

[問題B] 正しい文に◯、誤りの文に×を付けましょう。

1.ブラウンは純色である。

2.ブラウンは明清色である。

3.ブラウンは暗清色である。

4.ブラウンは中間色である。

 

 

 

[答えB]

1.ブラウンは純色である(×)

2.ブラウンは明清色である(×)

3.ブラウンは暗清色である(◯)

4.ブラウンは中間色である(◯)

 

 

[解説B]

ブラウンは、暖色系の暗い色の総称です

 

暗いとは、黒い要素を含んでいるわけですが、dkトーンのように黒い要素のみを持つ「暗清色」と、

gトーンのようにグレイ(白+黒)の要素を持つ「中間色」の2つのパターンがあります。

 

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ブラウン物語②『セピア色の思い出』

茶色にはさまざまな色があります。江戸時代には、微妙に異なるいろいろな茶色を百茶百鼠(ひゃくちゃひゃくねず)と呼びました。

百は、たくさんの〜という意味。茶色や鼠色の微妙な色の差を楽しみ、粋に着こなした江戸文化の高さを象徴する言葉の1つです。

 

 

さて、茶色・鼠色は以下のように定義することができます。

◯茶色は、暖色系の黒を含んだ色

◯鼠色は、寒色系〜無彩色の黒を含んだ色

 

色みの弱い色で、暖色系が茶系、寒色系が鼠色と捉えるのです。

 

 

 

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アダムとイヴの林檎は?

冬の果物の一つにリンゴがありますね。良くスーパーの店頭で見かけるジョナゴールドなど、冬の長い期間、新鮮な状態で販売される品種もあります。日本では「リンゴの色といえば?」という質問に、ほとんどの人が「赤」と答えますが、国によっては、リンゴといえば「緑」と答える人も多いようです。

 

アップルグリーン (apple green) とは、緑のリンゴに由来する色です。

色彩検定のテキストの解説によると、アダムとイヴのりんご、いわゆる禁断の実は「絵画作品では青リンゴに描かれているものが多い」とあります。この色名が使われ始めた17世紀頃も、青リンゴが一般的だったようですし、最近では、日本のスーパーでも、この「青リンゴ」も多数揃えていますね。

 

「えぇ!でも、なんで青リンゴなの?」と思った人は、色彩センスがシステマチックになっていますね。

JIS慣用色名のアップルグリーンを系統色名でいうと「やわらかい緑みの黄」、マンセル値は10GY 8/5 となっています。

つまり「緑みの黄」だから「黄色の仲間ですか?」ということになります。

日本語での色の呼び方の慣習は、黄色に少しでも緑の要素が入ると「青」と呼ばれることがあります。緑は青の範疇だからです。

PCCSでの9番(緑みの黄)からPCCSの20番(青紫)あたりを「青」と呼んで、少しも違和感がないのが日本の色彩文化です。だから「青りんご」といっても、ほとんどの人が違和感なく受け止めるのでしょう。

 

日本語での色の呼び方の慣習は、黄色に少しでも緑の要素が入ると「青」と呼ばれることがあります。緑は青の範疇だからです。

 

PCCSでの9番(緑みの黄)からPCCSの20番(青紫)あたりを「青」と呼んで、少しも違和感がないのが日本の色彩文化です。だから「青りんご」といっても、ほとんどの人が違和感なく受け止めるのでしょう。

卒業式シーズンに見る海老茶式部

卒業式シーズンになり、袴姿の女性を見る季節になりました。

花火大会、成人式、卒業式

の日本女性が和服に親しむ3イベントの中でも、

卒業式の袴姿は「教養のある日本の女性の凛とした美しさ」を象徴するものです。

 

そもそも女性の「袴」は椅子に座って、勉学に勤しむときに裾が乱れるという理由でした。

以下のような紆余曲折がありました。

1.着流しの着物は授業を受ける際、裾が乱れるとの理由で、男袴の着用へ。

2.袴は男性のものだと反対が多く、明治16年廃止。鹿鳴館(ろくめいかん)の影響などで洋装へ。

3.明治22年、国粋主義の流れから洋装廃止。再び、スカート状袴へ。

 

 

当時、華族女学校が採用していた紫色の女袴(ちょうちんハカマ、股がないスカート状の袴)の色を替え、明治30年代半ばに定着したといいます。


ちなみに、紫は当時華族が用いる高貴な色で、そのままでは畏れ多いことから紫はタブーとされ、それに代わる色として海老茶色が愛されました。

海老茶(えびちゃ)とは、伊勢エビの殻のような色を指します。それを

紫式部にひっかけて、「海老茶式部(えびちゃしきぶ)」と呼ばれました。

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日本初の色彩の商標登録2「セブン-イレブン」

「トンボ鉛筆」と同時に登録された日本初の色彩商標は、セブン-イレブンの「白地にオレンジと緑、赤のストライプ」の配色デザインです。

看板などによく使われ、街のあちこちで見かける、親しんだ配色ですね。


この色の組み合わせは、人の気分をどことなく、ウキウキと、楽しくさせてくれるのではないでしょうか。ある種の高揚感さえ感じさせてくれます。

 

さて、改めて色彩の意味、配色の意味を探ってみましょう。

 

【ビビッドな赤】の効果

1.目立つ色(誘目性が高く、どこにいてもセブン-イレブンが目に入ってきくる)。

2.美味しそうに見える(赤×白のテーブルクロスの例のように、食欲を刺激する色である)。

3.高揚感のある色(店舗に入らせる、買い物をする、という活力をそそぐ色のパワーがある)。

4.嗜好性が高い。赤を嫌いと思う人は少ない。

 

【ビビッドな橙】の効果

1.欲望や物欲など「欲」と関連がある。欲求不満で何か欲しい時、人は「橙色」に惹かれる。つまり、衝動買いをイメージさせる色。

2.明るく晴やかな気分にさせる色。

 

【深みのある緑】の効果

1.自然や安全を連想させる色。

2.赤とは補色関係になり、互いの色を引立てる。

 

 

【白】の効果

1.清潔感がある

2.ビビッドな3色が、白のセパレーションカラーを介して、それぞれ最大限に踊っているように見えます。

3.嗜好性が高い。嫌いな人はいない色。

 

**

 

暖色:赤と橙の2色。

寒色:ナシ(★緑は寒色ではありません)

中性色:緑の1色。

 

以上、注目したいのが、寒色を用いていない点です。

 

カラフルな配色を考えるとき、ブルー系を入れたり、赤紫系(ピンクを含む)を入れたりする事が多いのですが、セブン-イレブンの配色は「寒色を用いない=青い要素を含まない」という特徴があります。

 

青は、心が沈む感じ、エネルギーが高まらない色であり、お財布の紐をきゅっと締めてしまいかねません。

理性的な色である点からも、衝動買いの効果が無いのです(青の補色であるオレンジ色は、最も衝動買いをイメージさせる色)。

 

 

 個人的な意見では、数あるコンビニ・チェーンの中でも、「セブン-イレブンの配色」がNo.1だと思っています。

 

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日本初の色彩の商標登録1「トンボ鉛筆」と後悔の念

トンボ消しゴム「青×白×黒」色彩の商標登録
トンボ消しゴムMONO「青×白×黒」

【色彩の商標登録】という言葉を聞いたことがありますか?

 

2017年3月1日、経済産業省は、企業・商品などのブランドを象徴する「色」や「色の組み合わせ」の商標登録を始めました。

色彩以外にも、図形や音も登録の対象となっています。

 

その第1号として、数ある申請のなかから選ばれたのが、トンボ鉛筆の消しゴムの配色です

 

トンボ鉛筆の消しゴムの本体を巻いている紙製ケースの3色「青・白・黒のストライプ」の組み合せは、1969年発売されて以来、48年もの間、その姿を変えることなく、親しまれてきました。日本人なら、誰しも1度は目にし、手にした配色でしょう。

 

これだけ、長く愛され続けたからには、それなりの理由があるはずです。

 

改めて、3色の色の意味を掘り下げてみました。

 

【濃い青】

◯青は、向上心や勤勉さを示します(実際に向学心がある時は、青に惹かれるのです)。消しゴムを使って勉学に勤しむ時の心情とピッタリです。

◯弛緩的(ゆるむ感じ)の暖色に対し、寒色の青は、ぴしっとする緊張感があります。爽やかな、明るい青ではなく、濃い青であるため、緊張感の効果が大きいのです。

 

【白】

◯清潔感があります。真っ白は、綺麗に消せますというイメージです。

◯(深層心理と色の関係から)人は何かを後悔する時、白に惹かれます(★後で解説)。

 

【黒】

最も重い色なので、堅実で安定感があります。

◯黒、青との組み合わせで明快なコントラストです。

 

【黒×白×青】

明快な配色が、キリッとした緊張感が生まれます。

 

 

(★)

私たちが、消しゴムで何かを消す時、指は、白い部分に触れて、視線は白を中心に見ているでしょう。

「白」は深層心理的には、後悔、自分のしたことを無かったことにしたい気分の時に、欲する色彩だと言われています。

文字を消しながら、自分のした事(例えば、間違った計算の結果)そのものを消し去れることが、長く愛され続けている理由の1つかもしれません。

 

物理的にも消すだけでなく、心理的にも、綺麗さっぱりと消し去ってくれるイメージなのですね。

 

これは、計算違いのような小さな後悔に限らず、もっと大きな後悔の念に苛まれる時にも同じ効果があります。後悔して、白い服を着てしまう、ということになるのです。

 

 

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今も団十郎茶の伝統が息づく

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五代目団十郎茶の演目「暫(しばらく)」
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和の色名〜着物編〜

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色を際立せるルール「紺丹緑紫」

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四天王、多聞天の補色配色
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お正月の配色「◯×◯×◯」

年末になると、街のポスターが、クリスマス配色の「赤×白」「赤×黒」から→ 

正月を連想させる「白×赤×黄」の配色にお化粧直しされます。

例えば、NHK紅白歌合戦のポスターや、箱根駅伝のポスターが、ことさら目をひきました。

 

それらは「白×赤×黄」の色の組み合わせで、各色はそれぞれ次のような意味を持っています。

◆晴れの日(特別の日)の「赤」

◆神聖で厳かな「白」

◆豪華な「金」

 

 

「日の丸の配色」に「金」がプラスされた組み合せですね。

 

NHKの紅白歌合戦の配色は毎年変わることなくこの定番の配色です。

 

さらに、3色の強弱(面積比)に注目しましょう。

常に白が最も大きな面積であることも特徴的です。

 

◆赤の面積が大きいと・・めでたい感が増します。目を引きます。

◆金の面積が大きいと・・ゴージャス感が増します。

◆白の面積が大きいと・・品の良さが強調されます。

 

 

一方

◆赤が大きすぎると・・品がなくなります。猥雑になります。

◆金が大きすぎると・・品がなくなります。重たい印象になります。

◆白が大きすぎると・・地味になります。インパクトがなくなります。

 

 

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ラファエロという美

ラファエロ作「小椅子の聖母」
ラファエロ作「小椅子の聖母」

ラファエロの代表作の1つ。トンド(円形画)形式という丸い空間の中に、聖母子と聖ヨハネが押し込まれるように、配されています。何とも、暖かみのある作品ですね。

聖母マリアの配色は、青い衣が定番ですが、本作では異なっています。全体には赤・黄・青の三原色に近い色相が散りばめられています。特に、幼子イエスの黄色と洗礼者ヨハネの青が補色関係で接しており、全体としても緑→赤→黄→青がそれぞれ接しながら、順番に並んでいます。

中央に暖色、周辺に寒色系が配置されることで、真ん中に膨張色(進出色)が集まり、より立体的で丸みが強調されています。

1514年
直径71cm

板に 油彩

ピッティ美術館(フィレンツェ)

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サンタクロースの「赤×白」配色は1931年コカコーラ社によって世界中へ伝わった!

サンタクロースの赤 コカコーラ
1931年キャンペーンビジュアル

「赤×白」のビコロール配色は、色だけを見ても「サンタクロース」を連想してしまうほど象徴的な配色です。

しかし意外にも、この配色が定着したのは、最近のことで、元々、サンタクロースのイメージは、国や地域によって大きく異なっていました。

 

全世界に共通のイメージを定着化させたのは、アメリカのコカ・コーラ社でした。

コカ・コーラは当初、麻薬(コカイン)や多量のカフェイン、アルコールが入っているという、暗くて、危険な飲料としてのイメージが強かったのです。そのマイナスのイメージを払拭し、子供市場を開拓するために、サンタクロースを起用したのです。

 

1931年(昭和6年)、クリスマスキャンペーン用の広告として、赤い服、白髭のサンタクロースが登場しました。そして、コカ・コーラの世界進出に伴って、このイメージも世界的に定着していきます。

 

 

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世紀末を象徴するシーレの茶褐色、橙(希望の光)と黒(死)

エゴン・シーレ「枢機卿と尼僧」
エゴン・シーレ「枢機卿と尼僧」
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偽りの色彩をきっぱりと拒絶する

マティス「赤のハーモニー」
マティス「赤のハーモニー」
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”色”の基本に立ち戻ってみる。

【問題A】

次の4つの中で仲間はずれの言葉を1つ選びましょう。

 

①赤

②ピンク

③黄

④青

 

 【解説A】

赤は、ピンクや赤茶も含めた色相名、

ピンクは明るい赤のこと、

黄は、色相名、

青は、色相名。

 

【答えA】

②ピンクが仲間はずれ。

(ピンクのみ色相名ではない)

 

 

 

【問題B】

次の4つの中で仲間はずれの言葉を1つ選びましょう。

①オリーブ色

②レモン色

③カナリア色

④ピンク

 

【解説B】

①オリーブ色は暗い黄色

②レモン色は

③カナリヤ色は明るい黄色

④ピンクは明るい赤

 

【答えB

④ピンクが仲間はずれ

(ピンクのみ赤系、他はすべて黄系)

 

 

 

【問題C】

次の4つの中で仲間はずれの言葉を1つ選びましょう。

①ベージュ

②ラベンダー

③モーブ

④バイオレット

 

【解説C】

②③④は青紫系

 

【答えC】

①ベージュが仲間はずれ

 

 

 

 

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リオ・オリンピック400メートルリレーとチャイニーズレッド

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バングラデシュと紅殻(ベンガラ)格子

バングラデシュの国旗
バングラデシュの国旗

日の丸とよく似た、この国旗をご存知ですか?

 

日章旗の地色の白を緑に変えた、このデザインは、先日、首都ダッカでテロ事件がおきた「バングラデシュ」のものです。

 

かつて、バングラデシュの首相が来日した時は「日の丸を参考にした」と語っていたそうです。

 

 

さて、

Question「背景は何故、緑色なのでしょうか?」

最も適切な解説を下記から1つ選びましょう。

 

1.環境志向が強い国だから。

2.イスラム教の国だから。

3.疲れた人が考えたから。

4.赤の反対の色だから。

 

 

Answer

2.イスラム教の国だから。

 

解説)

2.緑色はイスラム教の色です。イスラム教国家は、必ず、国旗に緑色を用います。

乾燥した厳しい環境に生きる人々にとって何よりも大切なのは、水であり、オアシス(=緑色)です。

湿気が多く、どこでも緑の草木が生える土地に住む日本人には想像できない、緑色への神聖な思いがあります。

 

3.人は疲れた時に刺激の少ない「緑色」に惹かれます。ただし国旗とは関係のないことですね。現在、都知事選挙キャンペーンで、小池百合子氏のテーマカラーは「緑色」。環境大臣のイメージとのことですが、実際には、彼女のお疲れ度合とも関係があるでしょう。

自然の緑色は、私たちの心身を癒してくれますが、疲れが極度にたまってくると、自然の緑だけでは足りなくなって、人工的な緑色、例えば、小物やスーツにまで緑色を選ぶようになるのです。昔から「キャリアウーマンが意外に好きな緑色」と言われます。

 

ちなみに、「赤」は、バングラデシュが独立した際に、流された人民の血の色です。

 

 

 バングラデシュは「ベンガル人の国」という意味で、かつてこの地域は黄金のベンガル」と称された豊かな地域でした。インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国になってしまい、このインフラへの援助を行っていた人々が、今回のテロの犠牲になったのです。

 

 さて、「ベンガル」といって、まっ先に思い浮かぶのは「ベンガラ格子」です。

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白い手袋と参院選

参院選、東京都知事選がすぐそこまでですね。さて、街頭演説を行う候補者たちは、なぜみな同じような手袋をはめているのでしょうか。

 

白い手袋、白いタスキは、昭和43年頃から次第に広まりました。当然ながら日本だけの風習のようです。

 

Q「白い理由」は次のうちどちらでしょうか?

1清潔感があるから

2よく目立つ色だから

3候補者、有権者の脂で手が滑らないから

 

まず、選択肢1について

1.清潔感があるは◯正解です。

白は汚れが目立つ色。つまり、真っ白は汚れていない、清潔な証拠になります。この場合の清潔さとは、Aお金に清潔で、誠実な人という候補者のイメージの問題と、

B手袋が実際に清潔で汚れていない、という文字どおりの意味があります。

 

もしAの清潔さの場合は、「潔白」というように白がGoodですが、青、特に明るい青は清潔感がありVery  Goodです。

B実際に汚れてが付いていない、という意味も含んでいるので、この場合は、真っ白であれば、真っ白がよく、白がBestです。

ABの両方の意味から、「白」が Best(最適の色)です。

 

次に、選択肢2について

2.よく目立つ色だからは◯正解です。

よく目立つ色というと、赤や黄色を連想する人も居るでしょうが、しかし、動いてよく目立つのは「白」です。赤は暗い色なので、近くから見ると、派手で目立ちますが、遠くから見ると、夕方には、意外に見えにくくなります。

それに比較して、白は「明るい色」なので断トツ、遠くからでもよく目立ちます。生成りやオフホワイトではなく、真っ白がよく目立ちます。

特に、「手を降る」=「動いている白」は、よく目立ちます。

そもそも「白」とは「顕わになる色(あらわになる色)」、つまり、存在がわかるようになる色という意味です。太陽が昇って、辺りが明るくなる様を「しらじらと」といいます。

夜が明けて、だんだん明るくなっていくさま。「しらじらと夜が明ける」といいます「白々と」と書きます。

 

ちなみに、「黄色」は黒との背景でよく目立ちます。

 

 

以上、1も2も両方正解です。1と2の両方を満たした色は「白」しかも「真っ白」しか無いということになるでしょう。

 

さよならプリンス

先日(2016年4月21日)、アメリカの有名な男性歌手、プリンスが急死しました。

若い方の中には、なじみが無い人もいるかもしれませんが、一時はマイケル・ジャクソンと並び称されるスーパースターでした。

プリンスほど、謎につつまれた大スターもいないことでしょう。

 

彼は商業主義的な音楽を嫌い、独自の道を自分の才能のみで、突き進んでいったアーチストです。そのため、一般の人々の中での人気は、じわじわと衰えていきましたが、彼の姿勢に共感する人々の間では、まるで神のように崇められるようになりました。

 

そんな突出した存在であった彼の死を、嘆いたファンも多かったことでしょう。

 

プリンスは、「中性的」なイメージで売り出していました。そんな彼のシァンボル・カラーは「中性色」の紫(パープル)です。

パープル・レイン」という映画に出演し、テーマ曲も作って歌って、スーパースターの地位を不動のものにしました。

 

 

「紫は高貴な色」と表現されることが多いのですが、それは、うわべのお話。例えば、紫は宮廷の位階の色である当色(とうじき)において上位の色であり、僧侶の最高位を表す紫袈裟は勅許がなければ着用を許されなかったほどです。

これらは、いわば文化のお話しです。

 

本音で、心で、紫を紐解くと、「紫ほど倒錯した色はありません」。

紫は赤と青を混ぜた色、暖色と寒色という正反対の性質を混ぜて出来た色で、正解のない不安定さを持った色です。

そして男なのか女なのか、大胆なのか繊細なのか、最も謎めいたミュージシャン、プリンスの才能と魅力を、一層引き立てたのでしょう。

 

 

 

 

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とと姉ちゃんの「青鞜」

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で「青鞜」という雑誌が登場します。

女学校に通う主人公(高畑充希)が、女性教師(片桐はいり)から手渡された1冊の本。

それは、黄地に黒で「青鞜」と描かれたアールヌーヴォー風デザインの雑誌でした。1911年(明治44年)に創刊された、女性による女性のためのその文芸誌は、

「元始、女性は太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く。病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されてしまった我が太陽をいまや取戻さねばならぬ。」 

の平塚らいてうの一文で始まります。

 

ここであげられた、他の光とは太陽の光、つまり男性のことですね。当時、婦人には参政権は無論なく、男性に人生を委ねる生き方しかありませんでした。

女性は、本来は太陽であった。この一文が、主人公常子に、新しい世界を見せてくれました。

 

さて、「青鞜」とは?

青鞜は「せいとう」と読み、青い沓(くつ)のこと。これは英語の”Bluestocking(ブルーストッキング)”の和訳です。

 

ブルーストッキングは、教養が高く知性を尊重する婦人達のグループのシンボルでした。

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ナチュラルハーモニーは神様の配色

ナチュラルハーモニーを直訳すると「自然の調和」
文字通り、自然界によく見られる配色をいいます。人間がコーディネートした配色ではなく、神様のコーディネートですね。一体どんな配色なのでしょうか?

春の光にまぶしい新緑に目をやってみてください。
「新緑」といっても、さまざまな色が微妙に重なりあっていますね。
例えば「光に当たっている葉っぱ」と「影になっている葉っぱ」は、少し色も異なって見えます。

さて、クイズです。

Q1
「光に当たった葉」と「影になった葉」はどちらが明度が高いですか?

A1
光に当たった葉の方が明るく、明度が高い。


Q2
「光に当たった葉」と「影になった葉」は色相は同じですか?異なりますか?
異なるならば、どのように異なりますか?

A2
異なっている。
葉っぱの色である「黄緑色」は、光に当たった部分が、少し黄色に近く影の部分は、少し青っぽく見えている。

***

つまり、「色は明るくなると、黄色っぽく、暗くなると青っぽく」というのが、自然の摂理で、自然の色の法則なのです。

***

以上のことを踏まえた上で、例えば、ファッションのカラーコーディネートについては、
ナチュラルハーモニーは安心感があり、調和しやすい配色ですが、反面どこにでもある配色ということになります。
そこで、ナチュラルハーモニーではない「コンプレックスハーモニー(複雑な、複合的な調和)で一目を引く着こなしを楽しむという方法もあります。
たとえば、「ブラウン×青デニム」の配色はコンプレックスハーモニーです。
コンプレックスハーモニーについては、またの機会に解説します。

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500年前の鮮やかな色彩、ボッティチェリ展

イタリアの至宝、ボッティチェリの「書物の聖母」が現在、東京都美術館で公開されています。

 

実物を見てきました。

500年以上も前の板絵の「鮮明な色彩」に驚き!です。

マリアの衣の色「青」は画像の絵よりも、ずっとビビッドで、鮮明。

マリアとキリストの光背の「金色」は、絵具というよりも、金(Gold)そのものの輝きでした。

 

 

最高級の顔料「青いラピスラズリ」や「金」は、最良質のものを、ふんだんに使用しているからこそ、制作から500年以上経っていることが信じられない彩色が保たれているのでしょう。

 

ボッティチェッリが描く繊細な流線の見事さにも増して、

それを可能にしたイタリア・フィレンツェの財力、文明の力を見せつけられる1枚でした。

 

本ブログで、以前も触れていますが、

マリアのマントの色は「青で描くべき」という決まり事がありました。

 

マドンナブルー、ラピスラズリ、ウルトラマンブルー、などと呼ばれる色です。

 

マドンナブルーのマドンナとは「聖母マリア」のこと。マリア様のマントの色の青、という意味です。

 

ラピスラズリとは、貴重な鉱石ラピスラズリのこと。この粉末が顔料となります。絵具というより、宝石にも近く、最も高価な絵具なので、最も高貴な人物、マリア様を描くときに使われました。

 

ウルトラマリンブルーとはUltra-Marine 「海を渡ってきて青」という意味で、現在のアフガニスタンに良質のラピスラズリが採れることから出来た色名です。海上貿易でやってくる、舶来物の高級な青といったニュアンスでしょう。

 

 

**

ルネッサンスの文明の重みを感じる「ボッティチェリ展」は4月3日まで東京都美術館で開催されています。

 

 

 

 

 

 

モンドリアンの追求した三原色

ピエト・モンドリアンという画家を知っていますか?

名前はよく知らなくても、この絵は見たことがあるでしょう。

題名は「ブロードウェイ・ブギウギ」

いかにも、20世紀のアメリカを象徴するこの作品は、オランダ生まれの画家ピエト・モンドリアンの作品です。

 

アムステルダムやパリで活躍していたモンドリアンは、すでに68歳になっていた1940年、第二次世界大戦の戦火を避けてニューヨークに亡命します。

 

元々、ジャズの愛好家だった彼は、ニューヨークに渡ってすぐに、ブギヴギ音楽に恋をして、すぐさま絵画の中に取り入れました。

 

 

ニューヨークの高層ビルを真上から見た感じ、地下鉄の路線図など、いろいろな解釈がされていますが、

 

伝統的なヨーロッパから、自由の国アメリカにやってきたモンドリアンの「躍動する心」「躍動する色彩」「躍動する音楽のリズム」が単純な形と色彩の中に、表現され、この絵を見ているとその「ブギヴギした躍動感」を味わうことができます。

 

 

抽象絵画を本格的に始めた最初期の画家モンドリアンですが、

同じ時代の代表的な抽象画家にカンディンスキーと比べて、

 

「カンディンスキーの熱い抽象」「モンドリアンの冷たい抽象」などと呼ばれています。

 

「冷たい」と呼ばれる由縁は、次の作品群を見ると納得できるでしょう。

 

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セザンヌが発見した色彩

絵画とは「3次元の空間を、いかに2次元のキャンバスに表現するか」。

西洋絵画は遠近法や、陰影、光と影の効果で、そのテーマに取り組んできました。

しかし、セザンヌは「色彩」によって物の形、陰影感を表現しました。

 

この「マルディ・グラ(謝肉祭の最終日)」はヨーロッパで流行した即興演劇を描いたセザンヌの作品です。

右の赤×黒の衣装「アルルカン」はセザンヌの息子がモデル、

左の白い道化師「ピエロ」は、息子の友人ルイ・ギヨームがモデルの肖像画です。

ここで注目したいのは色彩の効果。

白い衣服と帽子を身に着けたピエロ(左)が、後ろから赤×黒のアルルカン(右)を支えているように見えます。

 

赤が「進出色で前へ前へ向かう色」という効果を持つ為だからです。 

RGBとGoogle

Google旧ロゴ
Google旧ロゴ

さて、おなじみのGoogleのロゴメークですね。昨年の秋頃、ロゴが変更したことに気づいていましたか?

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使ってみたいカラーパネル

カラーパネル①
カラーパネル①

これは液晶画面の色を選ぶときのカラーパネルです。

実際に表示された色の中から、アレ、コレと色を選ぶ方法もありますが、少しこだわって色選びしたいときは、このようなカラーパネルを使って色を選択します。

 

「レッドは0」「グリーンは0」「ブルーは255」を示したカラーパネル①は、どんな色になるでしょうか?

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女と男、昼と夜、黄と青、陰と陽

お正月の言葉の中には、何げなく使っていて、意外と知らない深い意味があるものです。

例えば、正月のお酒を「おとそ」と言いますね。

漢字では「お屠蘇」と書きます。

「屠」は屠殺で殺す、「蘇」は蘇生でよみがえるの意。

いったん、悪い邪気を「殺して」から、新たな生命を蘇らせるという意味があるのです。

 

 

これは、道教の「補完性」という考え方で、一般的には「陰と陽」として知られていますね。

例えば、「女は陰、男は陽」「夜は陰、昼は陽」「陰は冷たく、陽は暖かい」です。

この正反対の性質は「敵対」するものではなく、「補い合う」ものなのです。

 

さて、それを色にあてはめると・・どうなるでしょう?

 

【問題】

「赤と(A)は補完しあう」

「黄と(B)は補完しあう」

※(A)(B)には色名が入ります。

 

 

その答えは、印象派の画家「セザンヌ」が教えてくれます。

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世界が驚いた色彩「色の復元」

ミケランジェロ「リビアの巫女」システィーナ礼拝堂
ミケランジェロ「リビアの巫女」システィーナ礼拝堂

近年行われたミケランジェロのシスティーナ礼拝堂(ヴァチカン)の修復は、美術界に大きな論争を起こしました。

ミケランジェロ(1475-1564年)は彫刻家として有名で、修復前の暗い色彩は、「絵画的ではなく、むしろ彫刻的である」と言われてきました。また、色彩センスは、その「憂鬱質の性格」が反映しているとも考えられていたのです。

しかし、修復後は、そのような推測はまったく間違いであったことが明らかになりました。

修復後のリビアの巫女が示すように、ミケランジェロは優れた色彩画家でもあり、むしろ鮮やかな色の開拓者であったのです。

多くの絵画は、何世紀にもおよぶ汚れで、一般に絵画の色彩は、当時のものよりも暗くなっていることが多いのですが、それだけではなく、「補筆」によって、まったく異なった色彩になっていることも少なくありません。

例えば、19世紀の収集家たちは、自分が持っている絵に「レンブラント作品のような暖かく暗い色調」に彩色することを好んだりもしました。

しかし、20世紀の終わりから21世紀、最新の科学技術によって当時の顔料を分析し、作品が描かれた当時の状態を復元することが可能になってきています。

 

光のフェルメールと闇のレンブラント

レンブラント「夜警」
レンブラント「夜警」1642年

「フェルメールとレンブラント展」が来月2016年1月、東京の六本木ヒルズで開かれます。   さて、有名な画家である2人の共通点は何でしょうか?

 

①painterである。

②オランダ人である。

③バロック期の人物である。

①②③どれも正解です。 17世紀オランダは黄金時代。この時代に、日本人にも馴染みの深い2大画家が同時期に活躍しました。   「光のフェルメールと闇のレンブラント」は、なかなかいいキャッチコピーですね。

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「安倍晴明と羽生結弦」    

陰陽師「SEIMEI」の羽生結弦選手
陰陽師「SEIMEI」の羽生結弦選手

男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が、圧巻の演技で、人々を魅了しました。

タイトルは陰陽師『SEIMEI』

「和」をモチーフに、安倍晴明をイメージした演目だそうですね。

さて、皆さんは「和」をイメージする色といえば、何色を連想しますか?

 

苔寺のような苔色(こけいろ)?

神社の朱色?

神主さんを連想する真っ白?

 

人それぞれ連想する色があるでしょうが、

安倍晴明or平安時代といえば、多くの人が「紫」を連想するのではないでしょうか?

羽生結弦選手の衣装も紫(正確には藤紫)でした。

 

源氏物語の作者紫式部、全盛を極めた藤原氏の藤(青紫)など、平安時代=紫=雅び

というイメージは誰もが連想しやすいパターンです。

 

そう言えば、スカイツリーの照明の色も「雅び」をイメージした紫(青系の紫)ですね。

 

しかし、なぜ、「平安時代=紫=雅び」なのでしょうか?

「色彩文化史」的にそして「色彩心理」的にも理由があります。

①ます色彩文化の面では、

紫はもっとも染色が難しく、高価な染料だったため、貴族が、紫の色を独占しました。源氏物語の作者紫式部、若紫、藤壷など、連想する色は紫のオンパレードです。

このように、色を得る希少性から貴族的な平安時代=紫色となるのです。

 

②次に色彩心理的には、

紫はもっとも動きの無い色です。なぜなら、「紫=赤+青」

前進しようとする「赤」と、後退しようとする「青」が混色されてできる色なので、前にも後ろにも進めず、じっと止まっています。

「雅び」であるためには、上品である必要があります。「動きのある色はNG」です。

もっとも動きの無い色こそ、もっとも上品な色なのです。

 

以上のことから、

本来はスポーツという【最も動きのあるものの色としては紫色は不似合いな色】なのですが、

フィギュアスケートという「魅せるスポーツ」であるからこそ、妖精のような羽生選手だからこそ、そして「白との組み合せ」だったからこそ、最高の取り合わせなのです。

 

因みに源氏物語における「紫+白」の配色は、

 

光源氏にもっとも愛され、源氏物語の陰の主役でもある「明石の君」の色彩です。

 

慎ましく、大人の女性明石の君にぴったりの色彩として紫式部が選んだのでした。

色の価値「ユダの接吻」

14から15世紀のルネッサンスの時代には、色彩には象徴的な序列があると考えられていました。純粋で鮮明な色は「神聖さ」がある、明るく澄んだ色彩は神の創造であり、混ぜた色は堕落であるという、観念があったのです。

さて、西欧では「イエロー」は卑怯者、裏切り者の意味で用いることがあります。あるいはイエローペーパー(扇情小説)、イエローモンキーなど、否定的案ニュアンスが否めません。

その文化的な土壌となっているのが、この有名なジョット作「ユダの接吻」です。

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キアロスクーロとは

カラヴァッジョ「マタイの召命」
カラヴァッジョ「マタイの召命」1597年頃

キアロスクーロという言葉を知っていますか?イタリア語で明暗という意味で、レオナルド・ダ・ヴィンチが開拓した、光と影の劇的な対比を強調する手法です。

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コラム「明清色・暗清色・中間色」

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コラム「配色の形式と文化」

配色とは「2つ以上の色を組み合せて、新たな効果を得る」ことです。無限に近い色の組み合せの中から、色の組み合わせを選びます。

そして、どのような配色をよしとするかは、それぞれの文化によって決まる、のです。

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コラム「色名」一斤染

日本の伝統的な色名です。一斤は「いっこん」または「いっきん」とも読み、重さの単位。食パン一斤(いっきん)と同じ重さです。着物二反分を紅花一斤の重さ(約600グラム弱)で染めた色という意味です。

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